本作は「神聖さ」を感じさせる世界中の建築に着目し、そこでの光の反射や屈折のパターンの網羅的な収集と再構築を目指して進めらている現在進行形のプロジェクトである。人が神聖さを感じるのは、宗教の儀式や様式に対してではなく、記号としての神に対してでもなく、光の反射や屈折、それらの集積として生まれる集光模様(コースティクス)が形成する「ある種の光のパターンの勾配」に対してではなかろうか、という仮説を私は立てた。 photo: 津島岳央
ヴィジュアライゼーション:脇田玲
サウンド:瀧本花乃介
ソフトウェア:水野雄基