PERFORMER
Tetsuya Mizuguchi, evala, Minoru Hatanaka
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「融解する感覚:第一部」

聴覚、触覚、視覚を組み合わせた「共感覚体験装置」として制作された《シナスタジアX1 - 2.44》は、これら異なる複数の感覚の融け合った状態を体験する装置である。シナスタジアラボが制作した全身感覚装置の可能性を最大限に引き出すevalaのコンポジションによって、音、振動、光が全身に作用する、感覚の融解した状態を体験する。NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]より畠中 実とシナスタジアラボ主宰の水口哲也、evalaとともに、新作《波象/Hazo》がめざすもの、このコラボレーションがどのように融解したのかを話し合います。 / 放送日:2021年5月28日 (金) / 出演者:水口哲也、evala / モデレーター:畠中 実 / ©︎Media Ambition Tokyo All Rights Reserved

Artist Info

水口哲也
水口哲也
Enhance代表 / シナスタジアラボ主宰/シナスタジア(共感覚)体験の拡張を目指して創作を続けている。代表作に、映像と音と触覚を融合させたビデオゲーム作品「Rez」(2001)、「Rez Infinite」(2016)、「Tetris Effect」(2018)、音楽を光と振動で全身に拡張する「シナスタジア・スーツ」(2016)、共感覚体験装置「シナスタジア X1 – 2.44」(2019)など。文化庁メディア芸術祭特別賞(2002, Rez)、Ars Electronica インタラクティブアート部門Honorary Mention(2002, Rez)、米国プロデューサー協会(PGA)「Digital 50」に選出(2006)。米国The Game Award最優秀VR賞受賞(2017, Rez Infinite)。文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査主査、日本賞審査員などを歴任。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)特任教授。
evala (See by Your Ears)
evala (See by Your Ears)
音楽家、サウンドアーティスト。新たな聴覚体験を創出するプロジェクト「See by Your Ears」主宰。立体音響システムを楽器として駆使し、独自の“空間的作曲”によって、先鋭的な作品を国内外で発表。2020年「インビジブル・シネマ(耳で視る映画)」をコンセプトにした話題作『Sea, See, She ーまだ見ぬ君へ』(東京・表参道、スパイラルホール/2020)を世界初上映し、第24回文化庁メディア芸術祭アート部門にて優秀賞を受賞。現在公開中のインスタレーション作品に『Haze』(青森、十和田市現代美術館/~2021年8月29日まで)。https://evala.jp https://seebyyourears.jp photo: Susumu Kunisaki
畠中 実
畠中 実
1968年生まれ。NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]主任学芸員/学芸課長。多摩美術大学美術学部芸術学科卒業。1996年の開館準備よりICCに携わる。主な企画には「サウンド・アート──音というメディア」(2000年)、「サウンディング・スペース」(2003年)、「サイレント・ダイアローグ」(2007年)、「可能世界空間論」(2010年)、「みえないちから」(2010年)、「[インターネット アート これから]──ポスト・インターネットのリアリティ」(2012年)、「アート+コム/ライゾマティクスリサーチ 光と動きのポエティクス/ストラクチャー」(2017年)、「坂本龍一 with 高谷史郎|設置音楽2 IS YOUR TIME」(2017年)など。ダムタイプ(2002年)、明和電機(2004年)、ローリー・アンダーソン(2005年)、八谷和彦(2006年)、ライゾマティクス(2013年)、磯崎新(2013年)、大友良英(2014年)、ジョン・ウッド&ポール・ハリソン(2015年)といった作家の個展企画も行なっている。ほか、美術および音楽批評。おもな編著書に、『現代アート10講』(田中正之編、武蔵野美術大学出版局、共著、2017年)、『メディア・アート原論』(久保田晃弘との共編著、フィルムアート社、2018年)
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